対話とコミュニケーションが深まり、人と人が繋がった!人と人が繋がり「私たちにもできる」を実感!

シンバホールディングス株式会社

お話を伺ったシンバホールディングス(株)の渡嘉敷圭さん

企業情報

  • 社名シンバホールディングス株式会社
  • HPhttps://www.symba.jp
  • Instagram
  • 住所〒901-2122
    沖縄県浦添市勢理客4丁目15番15号
  • 代表者代表取締役会長(CEO)安里繁信
    代表取締役社長(COO)安里享英
  • 実施期間10カ月
  • お話を聞いた方渡嘉敷 圭さん(秘書広報室 課長)

シンバホールディングス株式会社は、中核事業会社である総合物流業の株式会社あんしん、広告業の株式会社宣伝を中心に、株式会社車輛館、株式会社ショップス等の店舗事業など12社の持株会社として、各社の経営支援や不動産事業を展開し、社会のニーズに対応したトータル的なビジネスソリューションを創出しています。

コズミックコンサルティングに組織開発をお願いしたきっかけ

成長・拡大を続ける弊グループ(シンバネットワーク)ですが、100年企業を目指すためにはインナーブランドの構築が必要です。そこで、社内外にファンを増やし企業価値を高める「ファンベース」という概念を浸透させる足がかりとして、コズミックさんに組織開発をお願いしました。

ご提案いただいた「ファンベースプロジェクト(PJ)」には、シンバホールディングス・あんしん・宣伝・車輛館の4社からリーダー層計36人が参加。4グループ×9回のワークショップと全体ワークショップ2回で、4社のビジョン策定をサポートしていただきました。

当時抱えていた課題

・グループ会社同士の連携が取りづらい
・社員・グループ間のコミュニケーション不足
・現場からの積極的な提案がない

コズミックコンサルティングの提案で良かったこと

「人と人が繋がった!」
そう実感できるPJでした。特に良かったのが全メンバーが参加した全体ワークショップ。実はそれまでグループ間で横の連携が取りづらいという課題がありました。

「はじめまして」からスタートし、互いの業務や課題を語り合う中で新たな発見がたくさんあり、「シンバって面白い!」と感動しました。PJでの内容を部署に持ち帰ることによってシンバの魅力の再発見と再確認ができたのも良かったです。波上さんにグループ間の横串を通していただいたおかげで、タテ・ヨコ・斜めの対話とコミュニケーションが深まりました。

【シンバホールディングス㈱】ってどんな会社?から始まり、部署を越え「会社を良くしたい気持ちはみんな一緒」「この仲間となら頑張れる」と改めて感じられるように。各社の強みを活かし互いに連携することで、シンバネットワークの強みをさらに生かせることも実感しました。

コンサルティング実施後の成果

一番の成果は、2023年10月に開催した「シンバ祭り」です。PJ終了後、参加メンバー数人で「このままではもったいない。何かやりたいね」と集まり、最終的には組織の枠を越え、約20人で実行委員会を結成し企画・運営を担いました。

当日はバザーやゲームコーナー、社員のお子さんによるフラダンス披露、屋台などがずらり。賑やかな笑い声と笑顔あふれる時間となりました。間違いなくPJを通して生まれた取り組みで、誰かの指示ではなく、現場が考えてつくりあげた、“社員による、社員のための祭り”です。「私たちにもできるじゃん!」と感動しました。こんな素敵な仲間とここで働いているんだよ!と家族に伝えられたと思います。

他にも、ワークショップでご一緒した方を通じて広報に関するご相談をいただくなど、各社の枠を越えて交流できるようになったと感じています。

コズミックコンサルティングに一言

正直なところ…PJスタート前は「外部からコンサルタントを入れたからって組織が変わるわけない」と斜に構えている人もいたと思います(笑)。私自身メンバーに選ばれた当初は「私に何ができるのかな」と正直乗り気ではありませんでした。

それが今ではいろんな方に相談や声掛けしやすくなり、以前より働きやすくなりました。社員同士がより深いところで理解し合い、信頼関係が深まったからだと思います。

社員が気持ちよく働くことが組織の成長に繋がると思います。気持ちよく働くためには何より円滑な人間関係が大切ですし、それを実現するにはやはり対話とコミュニケーションが大切だと学びました。「一人じゃない!仲間がいる!!」と実感できるPJに参加できたことに感謝しています。

グループ各社が畑違いといっていいほど多様な事業を行っていたことから、相互理解やグループとしての一体感を醸成することを目標のひとつとして設定していました。そこでプロジェクトの途中で、各社のメンバーをシャッフルして対話ワークを行うなど「お互いのことを知る」という機会を取り入れました。

また、ビジョン策定を行う過程では、SWOTなどを用いて自社の立ち位置を考えてもらうワークも実施。リーダーのみなさんがそれこそ一から会社を取り巻くさまざまな要因を踏まえビジョンを言語化していく過程をファシリテートしました。会社のビジョンを社員のみなさんで考えることは大変な作業だったと思いますが、プロジェクト終了後、部署横断したイベント「シンバ祭」の開催やビジネス上の連携の話を伺えたのは、コンサルタント冥利につきるなと嬉しく思いました。